Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
脳指向性の点鼻剤は、脳をターゲットとした創薬の新規モダリティとして期待されている。一方、点鼻剤は薬物の血中濃度推移と局所・脳内における薬物動態が一致しないため、血中濃度を指標に有効性・安全性を推定することができない。従って、脳指向性点鼻剤を開発には、その脳移行動態の予測方法を確立が求められている。本研究は、点鼻剤の開発促進に貢献することを目的に、点鼻剤の脳移行性制御に向けて、in vitro 手法を用いた物理化学的特性評価により、その鼻腔内動態、鼻粘膜透過性を明らかにする。また、得られたパラメータを組み合わせ、生理学的薬物速度論 (PBPK) モデルの構築に挑戦する。