Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
MHC-I分子はウイルスや癌抗原などの細胞内抗原をCD8T細胞へ提示するために必須である。近年我々は、MHC-I主要転写活性制御因子NLRC5を同定した。NLRC5は、MHC-II主要転写活性制御因子CIITAと多くの転写因子を共有しているが、MHC-IIの転写活性には関与しない。このNLRC5の選択性に関与する機序は未だ不明である。本研究では、MHC-I プロモーター上にのみ存在するタンパク質に着目し、NLRC5との結合を介したNLRC5のMHC-I選択的な発現誘導メカニズムの解明を行う。本研究の結果は、新規免疫療法及び新規バイオマーカーの開発に寄与すると考えられる。