Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
大腸癌は本邦で罹患率1位、死亡率2位の疾患であり治療成績向上は喫緊の課題である。現在切除不能や再発症例では抗癌剤を中心とした集学的治療が標準的治療法である。5FUやオキサリプラチン、イリノテカンを中心とした2剤または3剤併用療法が標準治療であるが、多くは経過中に薬剤耐性で治療効果がなくなるため、治療効果、レジメンの選別、そして予後予測マーカー開発と新規治療標的の創出が望まれる。本研究では癌細胞特異的に発現するアミノ酸トランスポーター(L-type amino acid transporter 1:LAT1)に着目し、LAT1発現が抗癌剤、免疫療法、腫瘍微小環境に与える影響を解明する。