Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
去勢抵抗性前立腺癌の約20%の症例においてARシグナルを迂回する経路が活性化される事により、神経内分泌前立腺癌に進展する。特に神経内分泌前立腺癌においては、その分子メカニズムが十分に解明されていない為、疾患予後は極めて不良である。本研究では、逐次治療を経てホルモン感受性癌から神経内分泌癌へ進行する過程において、DNAメチル化の亢進が重要なエピジェネティック修飾の一つである可能性に着目した。DNAメチル化阻害剤の治療標的としての可能性を検討するだけでなく、神経内分泌前立腺癌における特異的なDNAメチル化の標的分子を同定する事で、致死性前立腺癌に対する有用なバイオマーカーを探索出来ると考えている。