Project/Area Number |
23K19512
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0901:Oncology and related fields
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
伊東 守 九州大学, 医学研究院, 助教 (50982667)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | Macrophage / Fibroblast / Tumor microenvironment / macrophage / single-cell analysis / fibroblast / tumor microenvironment |
Outline of Research at the Start |
近年の研究により、消化器癌の線維化が進行癌の悪性度を大きく規定することが明らかになったが、癌の線維化を起こす線維芽細胞の由来はほとんど明らかになっておらず、癌線維化に対する治療戦略もない。申請者は腫瘍微小環境中のマクロファージが線維芽細胞様に直接分化転換し、癌の発育を促していることを初めて明らかにした。腫瘍微小環境中に存在する線維芽細胞に直接分化するマクロファージを制御することが、新たな癌治療戦略になるのかを明らかにすべく、本研究では腫瘍微小環境中のマクロファージを詳細に解析し、癌の線維化を抑制する革新的な治療標的の導出を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では「腫瘍微小環境中に存在する線維芽細胞に直接分化するマクロファージを制御することが、新たな癌治療戦略になりうるか?」という問いを明らかにすべく、癌性腔水の臨床サンプルから抽出したマクロファージをシングル解析し、腫瘍環境中のマクロファージの分類、マーカーの確立を目指す。さらに癌切除標本/生検標本の薄切スライドを用いて、腫瘍局所のマクロファージ、線維化の定量を行うため金属標識抗体による多重染色、質量分析を用いたHyperion imaging systemによる解析を行う予定としている。現在これらの計画をすすめるべく、下記の通り条件検討、予備実験を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
公開データセットを用いてマクロファージシングルセル解析、およびマーカーの抽出の予備検討を行っている。また、実症例から前向きに同意を取得し、クリニカルサンプルを用いてシングルセル解析を行うため、実験の条件検討、予備実験を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
クリニカルサンプルを用いたシングルセル解析を実行するとともに、hyperionによる解析のため、免疫染色の条件検討を並行して進める予定としている。
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