Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
申請者は、肝切除で広く認知されている画像解析ソフト(Synapse Vincent: 富士フイルムメディカル、東京、日本)で作成した3D画像を用いた手術支援技術を、膵切除へ独自拡充し、多くの有用性を報告してきた。更に、患者個別の3D画像を用いる事で、今まで自動計算が困難であった膵臓容積値の計測が簡便に計測可能となり、術前の膵切離予定位置から残膵容積値を算出する事が可能となった。本研究にて、術前の3D画像で膵の切離位置から残膵容積値を算出し、残膵容積値と術後膵内外分泌機能不全のリスク評価を検討する事で、術前の患者教育および術後早期から介入可能となり、膵切除後の患者のQOL改善に寄与すると言える。