Project/Area Number |
23K19572
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0902:General internal medicine and related fields
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
村中 由佳 順天堂大学, 保健医療学部, 助教 (50980025)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 核医学画像診断法 / 細菌感染症 / 分子イメージング / 放射線技術学 / MRI |
Outline of Research at the Start |
本研究では、感染症の病原細菌の増殖活性化と存在位置を迅速に可視化し、抗菌剤の治療効果を正確に判定するため、細菌の栄養素であり細菌特異的に集積するアミノ酸を基本骨格とした核医学画像診断薬の開発を目指す。加えて、アミノ酸検出の実験系をMagnetic Resonance Imaging (MRI)に応用することで、より非侵襲に局所感染部位のフォローアップが可能なMRI検査の開発に向けた基盤的研究を行う。本研究により、臨床現場で抗菌剤の効果判定を迅速かつ正確に行い、抗菌剤利用の低減が期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
細菌感染症は人類の生活を脅かす存在であり、様々な病原体で複数の抗菌剤に耐性を持つ薬剤耐性菌も検出され、感染症に対する危機感が高まっている。医療が発達した今日でも薬剤耐性菌感染症による死者数は増加傾向にあり、薬剤耐性菌に対する早急な対策が急務とされている中、その解決に向けて、本研究ではアミノ酸画像診断法を駆使した「抗菌剤治療効果の迅速判定法」を開発する。感染症の病原細菌の増殖活性と存在位置を迅速に可視化し、抗菌剤の治療効果を正確に判定するため、細菌特異的に集積するアミノ酸を基本骨格とした核医学画像診断薬の開発を目指す。まず、研究者は病原性細菌の栄養素であり細菌特異的に集積するアミノ酸の探索に着手した。また並行して、より非侵襲的な感染部位のフォローアップを目的に、アミノ酸検出の実験系をMagnetic Resonance Imaging (MRI)に応用するための初期検討を行った。続いて、増殖活性を検出できる標識アミノ酸が、抗菌剤の投与前後の細菌集積の増減を反映できるかを検証する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究者の所属機関において本研究を開始するための準備に予想よりも多くの時間を要したため、本研究の進展はやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究として、細菌特異的に集積する標識アミノ酸を用いたin vitro実験により、当該アミノ酸が抗菌剤の投与前後の細菌集積の増減を反映できるかを検証し、核医学画像診断薬としての有用性を評価する。また、アミノ酸検出の実験系をMRIに応用するための基礎検討としてファントム実験を行い、手法の修正と最適化を行う予定である。
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