Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
交感神経系は心不全の病態に大きく寄与しており、腎求心性神経からの入力は交感神経系を活性化させることが示されている。腎神経はヒトにおいて臨床的に介入の可能性があるが、心不全の病態形成における腎求心性神経の役割は未解明である。また近年、脳内バソプレシンが交感神経系の活性化に関与していることが注目されている。本研究は、高血圧性心不全において、腎求心性神経からの入力が交感神経系を活性化させ病態形成に寄与していること、脳内バソプレシンがその機序に介在していることを検証することで、今後増加する心不全における新たな治療法創出の可能性を見出すことを目的としている。