Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ゲノム医療の社会実装が進む一方で、循環器領域の難病である遺伝性心筋症においては、疾患原因バリアントの同定率は40%程度であり、また心筋症病態も遺伝学的に層別化されていないことから、根治的な個別治療も難しい。そこで本研究では、疾患表現型との関連が強く創薬標的としての有用性も高い、タンパク質機能喪失(LOF)性バリアントに着目し、I. 心筋症関連バリアントのLOF性評価精度の向上を図り、Ⅱ.心筋症病態の遺伝学的な層別化に資する指標について検討することで、新規LOF性バリアントの候補リストから診断や創薬に繋がる新たなシーズを探索する。