Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象の発生は、治療中断の原因となるのみならず致死的な転帰となることもあり注意が必要である。免疫関連有害事象は複数臓器にわたり発症する場合もあり、本研究では腸肺連関に着目した炎症機構を明らかにする。免疫チェックポイント阻害薬投与により肺炎・腸炎併発モデルマウスを作成し、①モデルマウスにおける腸内細菌叢、肺・腸組織における炎症病態の評価、②モデルマウスの病態とヒトの病態との類似性を、疾患と腸内細菌叢データベースにより評価する。以上により、免疫チェックポイント阻害薬による腸炎および肺炎の連関した発生メカニズムを解明する。