IL18経路抑制による肝移植などに伴う肝虚血再灌流障害の阻止とその機構の解析
Project/Area Number |
23K19634
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0905:Surgery of the organs maintaining homeostasis and related fields
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
門野 賢太郎 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (10816094)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 肝移植 / 虚血再灌流障害 / 肝虚血再灌流障害 / IL18 |
Outline of Research at the Start |
肝移植における、IL18の役割を探索する。定常状態から肝細胞に豊富に存在するPro-IL18はIL1βなどのように刺激による転写翻訳による増幅を必要とせず、HMGB1などのDAMPsと同様に、早期のメディエーターとしての働きが予測されるが、そのような機序は未だ不明である。また予備実験で、初代肝細胞が冷刺激にてIL18を放出し、なおかつIL18受容体をノックダウンしたところ、細胞死が抑えられたため、肝細胞が放出・受容の双方において重要な働きを持つ可能性が予測されている。マウス肝移植モデルを用いて、IL18の動態を確認した上で、抗IL18抗体を用いて、肝移植におけるIL18の生理活性を探索する。
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Outline of Annual Research Achievements |
マウス肝移植モデルを作成し、抗IL18抗体投与による効果を検証する予定であるが、現時点ではマウス肝移植モデルのコントロール群におけるIL18測定にトラブルがあり、現在解決策を探っている状態である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
冷保存後、移植前のマウス肝グラフトからの灌流液中のIL18をウェスタンブロット法にて確認できた。一方、肝移植を施行し6時間後のレシピエントマウスの血清中IL18をElisa法にて測定したが、検出できなかったため、現在Trouble shootingを行っているところである、
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Strategy for Future Research Activity |
マウス肝移植モデルのコントロール群は確立できているため、肝移植後のマウスの血清中のIL18上昇をELISA法にて確認できれば、次に予定通り抗IL18抗体の投与を行い、コントロールマウス肝移植群との比較を行う予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)