Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
肝移植における、IL18の役割を探索する。定常状態から肝細胞に豊富に存在するPro-IL18はIL1βなどのように刺激による転写翻訳による増幅を必要とせず、HMGB1などのDAMPsと同様に、早期のメディエーターとしての働きが予測されるが、そのような機序は未だ不明である。また予備実験で、初代肝細胞が冷刺激にてIL18を放出し、なおかつIL18受容体をノックダウンしたところ、細胞死が抑えられたため、肝細胞が放出・受容の双方において重要な働きを持つ可能性が予測されている。マウス肝移植モデルを用いて、IL18の動態を確認した上で、抗IL18抗体を用いて、肝移植におけるIL18の生理活性を探索する。