Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
超高齢社会において介護予防は重要な政策のひとつで、歯科領域では口腔機能に注目が集まっている。小児期に一定レベルまで口腔機能が獲得できないことが問題視される一方、小児の口腔機能評価に関する知見は十分ではなく、客観的指標を確立することが急務である。本研究では、口腔機能時の口腔内圧制御機構と口唇の発達変化を解明することを目的とし、口腔機能評価の客観的指標や口腔機能発達支援の確立を目指す。口唇閉鎖圧・口腔内圧・口輪筋筋電図の同時計測システムおよび超高速三次元表面形態撮影装置を用いて、口腔機能動作における口腔内圧形成と口唇閉鎖機能の相関性や、顎顔面の成長発育に伴う口唇の形態的変化を、定量的に検証する。