Project/Area Number |
23K19712
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0907:Oral science and related fields
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高橋 賢 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 医員 (60984028)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | リドカイン / メソポーラスシリカナノ粒子 |
Outline of Research at the Start |
カテーテル挿入による局所麻酔の持続投与は、カテーテル挿入部の感染やカテーテル断端の組織内への残存などの合併症が問題となる。これまでに申請者はメソポーラスシリカナノ粒子(MSN)とリドカイン誘導体(QX-OH)とを共有結合したデバイス(MSN_QX-OH)を開発した。安定した濃度で長期間の局所麻酔薬を持続投与できることが期待されたが、生体に対しての効果や安全性はまだ分かっていない。本研究ではin vivo実験により鎮痛効果、組織への為害性を調べる。本研究成果によりMSN_QX-OHの臨床応用が実現されれば、より安全な周術期鎮痛法の開発につながることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は、局所麻酔薬のアクティブターゲティングを目的としたメソポーラスシリカナノ粒子(MSN)の作製、評価を行った。アクティブターゲティング薬物送達媒体として使用するために最表面のリガンドと細孔内部に薬物を担持する官能基を修飾する必要がある。本研究では、バイオイメージングやドラッグデリバリーに応用されるユーロピウムイオンをドープした蛍光MSN(EuMSN)を作製し、azido-polyethyleneglycoltrimethoxysilane(N3-PEG-silane)および3-aminopropyl-triethoxysilane(APTES)を用いて最表面および細孔内部におけるEuMSNの選択的表面修飾を評価した。EuMSNはゾル-ゲル法により作製し、サンプルを0および0.05mMの異なる濃度でN3-PEG-silaneを含むエタノールに分散させ60℃で24時間撹拌した。次にサンプルを5.0mM APTESを含むエタノールに分散させ60℃で24時間撹拌した。 作製したサンプルは走査型電子顕微鏡で観察を行い、BET測定で比表面積および最表面と細孔内部の面積比を評価した。シランカップリング剤の分子量を制御することにより最表面にN3-PEG-silane、細孔内にAPTESを有するEuMSNの選択的表面修飾に成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究実績の概要に記載した実験に着手していたため。
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Strategy for Future Research Activity |
in vitroおよびin vivo研究は同分野所属の研究協力者の指導を受けながら研究を進めていく。
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