Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
カテーテル挿入による局所麻酔の持続投与は、カテーテル挿入部の感染やカテーテル断端の組織内への残存などの合併症が問題となる。これまでに申請者はメソポーラスシリカナノ粒子(MSN)とリドカイン誘導体(QX-OH)とを共有結合したデバイス(MSN_QX-OH)を開発した。安定した濃度で長期間の局所麻酔薬を持続投与できることが期待されたが、生体に対しての効果や安全性はまだ分かっていない。本研究ではin vivo実験により鎮痛効果、組織への為害性を調べる。本研究成果によりMSN_QX-OHの臨床応用が実現されれば、より安全な周術期鎮痛法の開発につながることが期待される。