Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
病因不明の難治性疾患である薬剤関顎骨壊死(MRONJ)は,基礎・臨床研究の両方で病変部マクロファージ(MΦ)の細胞挙動がその病態形成に関与する可能性が報告されている.研究代表者らは,基礎実験レベルにおいて,病変部MΦの細胞挙動がMRONJの病態形成に与える影響を明らかにすることを目的に,開発済みの高頻度発現型BRONJモデルマウスにMΦ枯渇作用のあるクロドロネートリポソームシステムを応用したMΦ枯渇実験とマウス長管骨骨髄細胞から培養・樹立した炎症性M1 MΦの細胞移植実験を行って,MΦの枯渇とM1 MΦの移植がBRONJの病態形成メカニズムに直接与える影響を検索することにした.