Project/Area Number |
23K19753
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0907:Oral science and related fields
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
園田 怜美 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (50978723)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 歯周病 / 認知症 |
Outline of Research at the Start |
歯科においても、患者数増加の一途を辿る認知症への対応が求められており、国内外の疫学研究より歯周病による慢性炎症や歯の喪失による咀嚼能力の低下が関連因子として挙げられている。しかし、歯科領域においてモデルマウスを用いた基礎研究は少なく、認知症の多くを占めるアルツハイマー型認知症(AD)の発症メカニズムとの関連は解明されていない。 本研究では成人における歯の喪失理由の大半を占める歯周病に着目し、歯周組織の喪失による神経変性やオートファジーへの影響をADモデルマウスを使って病理組織学的に解析し、歯周病が認知症に及ぼす影響を基礎研究の観点から明らかにし、健康寿命の延伸に寄与することを目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
歯科においても、患者数増加の一途を辿る認知症への対応が求められており、国内外の疫学研究より歯周病による慢性炎症や歯の喪失による咀嚼能力の低下が関連因子として挙げられている。しかし、歯科領域においてモデルマウスを用いた基礎研究は少なく、認知症の多くを占めるアルツハイマー型認知症(AD)の発症メカニズムとの関連は解明されていない。申請者らはこれまでにADモデルマウスを用い、口腔機能の低下による神経変性や老化に伴うオートファジーの低下が認知症の発症に影響を与えるメカニズムを見出している。そこで、本研究では成人における歯の喪失理由の大半を占める歯周病に着目し、歯周組織の喪失による神経変性やオートファジーへの影響をADモデルマウスを使って病理組織学的に解析し、歯周病が認知症に及ぼす影響を基礎研究の観点から明らかにすることを目的としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験動物の導入に時間がかかっており、予定通りに実験が進行していないため。
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Strategy for Future Research Activity |
アルツハイマー病モデルマウスに対し実験的歯周炎を惹起させ、神経細胞への影響を病理組織学的に解析。 また、異なる遺伝子変異を有するアルツハイマー病モデルマウスを比較し、神経変性の比較検討を行う。
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