Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
日本ではHPVワクチン接種を個別に呼びかける「積極的勧奨」が9年間差し控えられており、その期間に接種機会を逃した女性が多い。2022年より定期接種時期を逃した場合に公費で接種できる「 キャッチアップ接種 」制度が開始されたが、その接種率は低迷している。公平な接種機会を確保するためには、ヘルスコミュニケーションを活用した情報提供の検討や、アクセシビリティの観点から接種プロセス簡易化に取り組む必要がある。本研究では、キャッチアップ接種対象世代である大学生を対象に接種率を向上させる要因を探索し、効果的な情報提供方法の開発を行うことでキャッチアップ接種率の迅速な向上を目指す。