Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
睡眠不足は、学齢期の子どもの集中力の低下、認知機能や学業成績の低下に関連する。睡眠不足の指標として主観的眠気が有用であると考えられてきたが、近年の研究から睡眠不足にもかかわらず相応の主観的眠気を自覚しない場合があることが判明した。そこで本研究は、300名の中学生・高校生を対象に客観的指標(Psychomotor Vigilance Test:PVT)を用いた調査を実施する。この結果を約1,000名の成人と比較検証し、子どもの睡眠不足と主観的眠気ならびに客観的眠気(PVT)との関連を生活習慣等の要因を踏まえ多角的に検証し明らかにすることで、「睡眠不足の見える化」を目指す。