Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
警察活動において、ヒト・モノ・場所を結びつける土壌は強力な捜査ツールになる。現在、土壌細菌叢に着目した法科学的な土壌識別は多数検討されているが、いずれの手法も分類解像度が低く、混合試料に弱いという欠点がある。本研究では、土壌細菌叢の16S rRNA遺伝子の全長配列を網羅的に解読し、細菌内のコピー間多型に基づく細菌の分類により、識別力の高い土壌識別法の開発を目指す。株レベルの細菌多様性や起源土壌固有の株の検出が可能になることで、混合土壌から微小な起源土壌も識別できると期待できる。