Development and validation of a reflection support program to promote post-traumatic growth of public health nurses in disaster-affected areas
Project/Area Number |
23K19825
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
井口 紗織 千葉大学, 運営基盤機構ダイバーシティ推進部門, 特任助教 (90758062)
|
Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 心的外傷後成長 / 自然災害 / 市町村保健師 / リフレクション / プログラム開発 / インストラクショナルデザイン / 保健師 |
Outline of Research at the Start |
自然災害が頻発する日本において、突然の災害発生により市町村保健師は被災者になると同時に、中長期的に地域住民への持続的な支援者として機能し続けることが求められる。本研究の目的は、外傷後成長の概念に基づいて開発した「被災地保健師に対する災害時保健活動リフレクションプログラム」の実用性を高めた改良版プログラムを開発し、その検証を行うことである。理論およびプログラム開発に関する文献調査、パイロット版プログラムの検証結果データの再分析、被災自治体におけるプログラムの運用方法と体制の整理をもとに、改良版プログラムを作成し、その妥当性を検証する。プログラムは保健師の人材育成や保健活動推進に寄与する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、先行研究にて開発した「被災地保健師に対する災害時保健活動リフレクション支援プログラム」の改良版を作成し、その妥当性を検証し、より実用性の高いプログラムを作成することを目的としている。プログラムは、基盤となる心的外傷後成長理論に基づき、自然災害を経験した市町村保健師が、自身の災害時保健活動の経験を振り返り、その経験を意味づけることで、「自己肯定」、「他者との関係に対する肯定的認識」、「保健師の職業に対する信念や価値観の向上」の3領域で新たな見方や考え方ができるようになることを支援するものである。パイロット版プログラムの検証より明らかとなった課題の改善を行い、より実用性の高い改良版プログラムを作成することで、災害を経験した市町村保健師のストレス対策のみならず、専門能力の育成、すなわち、人材育成と将来的な災害時保健活動の推進に寄与することを目指す。 2023年度は、まずプログラムや研修開発に関する文献を収集し、情報整理と実用性の高いプログラムについて検討を行った。実用性が高く、人材育成の観点からより効果的な研修プログラムを開発するにあたり、インストラクショナルデザインにおける理論モデルであるTOTEモデルおよびカークパトリックの4段階評価を参考に、パイロット版プログラムの点検を行った。その結果、プログラムの改善には、事前課題と対面研修の構成や、プログラムのゴール設定に応じた自己評価指標、フォローアップの設定、教材のスリム化等が必要であることが考えられた。これらの改善点を踏まえ、改良版プログラムの作成を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度は、理論およびプログラム開発に関する文献を収集し、理論とプログラム開発に関する情報整理と改良版プログラムの作成に着手したが、パイロット版プログラムの検証結果のデータの再分析とツール作成に時間を要した。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度前半は、引き続きパイロット版プログラムの検証結果データ分析に基づく改良版プログラムの作成を行う。後半は、災害看護や保健師人材育成に関する専門家および自治体の研修担当者、災害時保健活動経験を有する保健師から意見を聴取し、プログラムの妥当性について評価する。
|
Report
(1 results)
Research Products
(13 results)
-
-
-
-
-
-
[Presentation] 大規模自然災害発生時の保健師業務負荷軽減とメンタルヘルス対策の実際と課題:第5報2023
Author(s)
吉川悦子, 立石清一郎, 五十嵐侑, 宮崎美砂子, 尾島俊之, 奥田博子, 春山早苗, 雨宮有子, 岩瀬靖子, 草野富美子, 相馬幸恵, 簗場玲子, 井口紗織, 花井詠子
Organizer
第82回日本公衆衛生学会総会
Related Report
-
[Presentation] 雨宮有子, 奥田博子, 宮崎美砂子, 尾島俊之, 春山早苗, 吉川悦子, 岩瀬靖子, 草野富美子, 相馬幸恵, 簗場玲子, 立石清一郎, 花井詠子, 井口紗織2023
-
[Presentation] 災害時保健活動マニュアル活用促進における好事例の検討【第3報】2023
Author(s)
雨宮有子, 奥田博子, 宮崎美砂子, 尾島俊之, 春山早苗, 吉川悦子, 岩瀬靖子, 草野富美子, 相馬幸恵, 簗場玲子, 立石清一郎, 花井詠子, 井口紗織
Organizer
第82回日本公衆衛生学会総会
Related Report
-
[Presentation] 災害時保健活動マニュアル策定における好事例の検討: 第2報2023
Author(s)
奥田博子, 雨宮有子, 宮崎美砂子, 尾島俊之, 春山早苗, 吉川悦子, 立石清一郎, 五十嵐侑, 岩瀬靖子, 草野富美子, 相馬幸恵, 簗場玲子, 井口紗織, 花井詠子
Organizer
第82回日本公衆衛生学会総会
Related Report
-
[Presentation] 自治体における災害時保健活動マニュアルの策定及び活用の実態【第1報】2023
Author(s)
宮崎 美砂子, 尾島 俊之, 奥田 博子, 春山 早苗, 雨宮 有子, 吉川 悦子, 岩瀬 靖子, 草野 富美子, 相馬 幸恵, 簗場 玲子, 立石 清一郎, 五十嵐 侑, 花井 詠子, 井口 紗織
Organizer
第82回日本公衆衛生学会総会
Related Report
-
-
-