Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
患者体重は、治療薬の用量や画像診断における造影剤投与量を決定する上で重要な基準になるが、救急医療においては体重測定が困難な場合がある。また、体重測定に要する僅かな時間の損失が患者の予後に大きく影響し、体重測定に伴う医療従事者の負担は救急医療のマンパワー不足を加速させる恐れがある。そのため、診療の流れを阻害することなく患者体重を即時に把握できるシステムの構築が求められている。そこで本研究では、画像診断のために撮影されるX線CT画像を副次的に利用して、人工知能技術を用いた患者体重推定システムを構築することを目指す。