Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ACSを発症すると、心機能のみならず腎機能も急速に低下する。また、ACS患者が腎機能障害を合併すると、その後の生存率や再発率が悪化する。一方、近年身体活動量を高く保つことが腎機能の保護に繋がる可能性が示されており、ACS発症後の腎保護戦略としても期待される。しかし、本邦ではACS患者に対する外来心臓リハビリテーションの普及率が極めて低く、従来の医療システムの中でACS患者の身体活動量を効果的に向上する方策がない状況にある。そこで、本研究は、ACS患者を対象とした遠隔モニタリングシステムを活用したオンラインでの身体活動管理プログラムを開発し、腎機能に与える影響を明らかにする。