Project/Area Number |
23K19853
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | National Center for Geriatrics and Gerontology |
Principal Investigator |
森 優太 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 外来研究員 (10981095)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 近隣環境 / フレイル / メカニズム / 媒介分析 / 建造環境 |
Outline of Research at the Start |
フレイルは、要介護の1歩手前であり適切な関与でフレイル発症を予防することができる。近年では社会環境や近隣環境とフレイル発症予防の関連が報告されている。しかし、主観的・客観的な近隣環境を同時に用いたフレイル発症との関連や、フレイル発症に対して関連する身体・心理・社会的な経路は未解明である。そこで、高齢者が居住する主観的・客観的な近隣環境とフレイル発症に着目して、全国の高齢者を対象とした大規模縦断データを用いて検証する。①主観的・客観的な近隣環境とフレイル発症の関連、②フレイル発症に対して関連する身体・心理・社会的な関連経路について検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
フレイルは、要介護の1歩手前であり適切な関与でフレイル発症を予防することができる。近年では社会環境や近隣環境とフレイル発症予防の関連が報告されている。しかし、主観的・客観的な近隣環境を同時に用いたフレイル発症との関連や、フレイル発症に対して関連する身体・心理・社会的な経路は未解明である。この要因を解明できれば、高齢者のフレイル予防として健康に暮らせる街を推奨するための手がかりが得られる。そこで、高齢者が居住する主観的・客観的な近隣環境とフレイル発症に着目して、全国の高齢者を対象とした大規模縦断データを用いて検証する。申請者らが参画する研究グループが2019年・2022年度に実施した約70市町村・30万人の高齢者を対象とした郵送調査データ(2時点縦断データ)を用い、ポアソン回帰分析を行う。①主観的・客観的な近隣環境とフレイル発症の関連、②フレイル発症に対して関連する身体・心理・社会的な関連経路について検証する。目的変数(2022年):フレイル発症の有無、説明変数(2019年):主観的近隣環境 1) 運動や散歩に適した公園や歩道、 2) 生鮮食料品が手に入る商店・施設・移動販売、3) 電車・地下鉄などの駅やバス停 、 4) 歩行に支障のない通り、客観的近隣環境 (地理情報システム: Geographic Information System)、1) 公園の数、2) 食料品店の数、3) バス停の数 、調整変数(2019年):性、年齢、教育歴、等価所得、就労、家族構成、居住地人口密度等とした。現在、2019年・2022年度のデータは入手して変数処理も実施済みである。地理情報システム: Geographic Information Systemにおいてはソフトを用いて、各変数作成も実施済みである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年・2022年度のデータは入手して目的変数、説明変数、調整変数の変数処理も実施済みである。加えて、地理情報システム: Geographic Information Systemにおいてはソフトを用いて、公的情報1) 公園の数、2) 食料品店の数、3) バス停の数)から各変数作成も実施済みである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、実際にポアソン回帰分析、因果媒介分析を行うことで主観的・客観的な近隣環境を同時に用いたフレイル発症との関連や、フレイル発症に対して関連する身体・心理・社会的な経路を確認する。また、これらの結果を第33回日本疫学会学術集会等での発表を予定している。
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