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医学生関連インシデントの実態把握と仮想体験を用いた患者安全教育ツール開発の研究

Research Project

Project/Area Number 23K19859
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section 0908:Society medicine, nursing, and related fields
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

栗原 健  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40900098)

Project Period (FY) 2023-08-31 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Keywords医療安全 / 医学教育 / インシデント / 仮想体験 / 安全文化調査
Outline of Research at the Start

患者安全インシデントへの対策として、医学生や研修医等の初学者への患者安全に関して焦点をあて、教育することの重要性が指摘されている。本邦では、医学生関連インシデントの実態が明らかになっていない状況にある。
今後医学生が行える診療範囲が拡大傾向となり、医学生の臨床実習への参画推進に伴い、医学生の実習中のインシデント頻度も上がることが予想され、知識だけではない現場に即した患者安全教育の重要性が増している。そのため本研究では医学生関連インシデントの実態把握と、医学生教育ツールの作成を実施する。

Outline of Annual Research Achievements

全国的に医学生がどのようなインシデントに巻き込まれているか把握するため、日本医療機能評価機構が医療法施行規則に基づき実施、集計している医療事故情報収集等事業データベースを活用した。
まず、「学生」をキーワードとしてデータ抽出を実施した。2010年から2023年12月31日までに計126件の事故等事案が報告されており、122件が平日、2023年は11件発生している状況であった。そして、結果的に患者が死亡している事例は4例、高度に障害残存の可能性があった事例は8例報告されていた。特に医学生がどのような、インシデントに関与しているかどうかについて現在詳細な解析を実施している。
また、全国の医学生の実習に際してどのような患者安全体制をとっているのかについて、3大学病院にヒアリングを実施した。インシデントレポート報告権利の有無やインシデントレポート報告方法、インシデントを入力する基準などについて各大学で対応が異なる可能性が示唆された。また、医学生が大学病院外に研修に行ったときに、インシデントレポート報告する権利を有しているかの情報についてはヒアリングの限りは安全管理部門は把握していなかった。これらのヒアリング結果に基づき、現在アンケート調査票を作成しており、2024年度中にアンケートを実施する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

アンケート調査票作成にあたる、現状把握のヒアリングの機会の創出に時間がかかり、アンケート実施が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は医学生に関する全国的な報告システムを活用したインシデント分析を完成させるとともに、現在医学生実習中の安全管理体制についてアンケート調査を実施する。その後、当初の研究計画に則り、医学生の教育ツール開発まで行っていきたい。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-09-11   Modified: 2024-12-25  

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