Project/Area Number |
23K19876
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Osaka Seikei University |
Principal Investigator |
尾崎 玲奈 大阪成蹊大学, 看護学部, 助教 (00983529)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | 聴覚障害者 / 子育て / 子育て支援 / 質的研究 / 聴覚障害 / 子育て支援事業 / 親 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、聴覚障害者への子育て支援事業開発に向けた基礎的な研究である。 核家族や共働き世帯が多い現在、子育てに関する研究は盛んにされており、時代のニーズに見合う子育て支援事業が全国的に展開されている。しかし、聴覚障害者を対象とした子育てに関する研究は少なく、聴覚障害者の子育ての実態や、子育て支援事業に対するニーズは把握されていない。そこで、本研究は、子育て中の聴覚障害者を対象に、アンケート調査と手話によるインタビュー調査を行い、聴覚障害者の子育ての実態、子育て支援事業へのニーズを明らかにすることを目的とする。その後、聴覚障害者のニーズに見合った子育て支援事業の開発を目指していく。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、聴覚障害者への子育て支援事業開発に向けた基礎的研究であり、聴覚障害者の子育てに関する実態と子育て支援事業に対するニーズを明らかにすることを目的としている。 2023年度は、子育てや聴覚障害者に関する学会への参加や文献レビューにより、研究動向の把握をし、新たな知見を得た。また、本研究に関連する分野について経験豊富な研究者複数名よりスーパーバイズを受け、以下の研究計画の修正や準備を行なった。 ・本研究で明らかにする、聴覚障害者の子育てに関する「実態」は、「子育ての経験や思い、それらを通して構築される価値観」に特に注目することとする。それにより、聴覚障害者の経験や価値観に見合った子育て支援事業の開発へつなげることとする。 ・質問紙調査を実施後、インタビュー調査を実施する予定であったが、まずはインタビュー調査にて聴覚障害者の実態を探索的質的に十分調査することが必要と考え、インタビュー調査を主とし、インタビュー参加者に尺度を用いた質問紙調査を実施することとした。それに伴い、インタビューガイドの作成、尺度の使用承諾を得るなど準備を進めた。 現在、研究計画を医学倫理審査委員会へ提出しており、承認後インタビュー調査を進める予定である。承認後は速やかに調査を開始できるよう、インタビュー参加者の募集に協力をいただく組織団体へ研究の趣旨・概要を説明し、理解をいただいている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
学会参加や文献レビュー、複数の研究者からのスーパーバイズを受け、研究計画を十分吟味し、修正に時間を費やしたため、当初の計画よりやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
医学倫理審査委員会の承認後、インタビュー調査を開始する。インタビュー参加者のコミュニケーション手段に合わせ、手話や筆談、PCでのチャットなどにより、データ収集を行う。手話でインタビューをした場合は日本語へ翻訳後、翻訳内容に誤りがないか、参加者へ確認をとる。その後、逐語録化したデータを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析する予定である。参加者への質問紙調査の結果も含め、考察し、論文執筆や学会発表を行なっていく。
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