Project/Area Number |
23K19883
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | National Center for Geriatrics and Gerontology |
Principal Investigator |
藤井 一弥 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 特任研究員 (90977026)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 生活満足度 / Well-being / 介護予防 / 全死亡 / 地域在住高齢者 / 老年症候群 / 死亡・要介護 / well-being |
Outline of Research at the Start |
生活満足度を自分の生活の全体的な評価と定義した場合、そのエビデンスは蓄積されてきているが、生活満足度を分野別に聴取し複合的に評価することに関してはエビデンスが少ないのが現状である。特に、老年症候群を有する集団を対象に、分野別の生活満足度を評価した報告はほとんど見られない。そこで本研究課題では、複数の分野の生活満足度を包括的に評価できるLife Satisfaction Scaleを用いて、高齢者の分野別の生活満足度パターンとそれらを規定する因子、および生活満足度パターンと死亡・要介護発生との関連を検討することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、複数の領域の生活満足度尺度の得点分布を統計学的手法を用いてパターン化し、生活満足度パターンの規定因子を健康状態、身体機能、認知機能、心理的状態、生活様式、身体・知的・社会活動の観点から横断的に検証することで高齢者のwell-being向上のために介入すべき因子を明らかすること、および、生活満足度パターンが死亡・要介護発生といった重要な健康関連アウトカムとどのように関連するのか縦断的に検証することで高齢者の健康維持にとって必要な生活満足度の領域を明らかにすることを目的とする。 先行研究において、well-beingは高齢者の健康にとって保護的な効果を有していることが報告されており高齢者の健康増進のために介入すべき因子である。しかし、生活満足度を自分の生活の全体的な評価と定義した場合、そのエビデンスは蓄積されてきているが、生活満足度を領域別に聴取し複合的に評価することに関してはエビデンスが少ないのが現状である。また、どういった領域が高齢者の健康状態と関連しているのかについての報告も乏しい。現在、健康状態、身体機能、認知機能、心理的状態、生活様式、身体・知的・社会活動などのデータを収集した地域コホートデータベースを複数有しているため、2023年度は生活満足度パターンの関連要因分析のためデータベースの統合を進めた。また、社会活動の中でも就労などProductiveな活動に着目して生活満足度との関連性を検討し、国際誌への投稿を進めた。今後のアウトカム指標となる、死亡や要介護データセットと地域コホートデータベースとの統合作業を開始しており、縦断的な解析の準備に取りかかっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、研究課題の遂行に必要な生活満足度尺度と健康状態、身体機能、認知機能、心理的状態、生活様式、身体・知的・社会活動に関するデータを含んだ横断解析用データセットが完成し、生活満足度パターンの関連要因の解析が進められる状態である。死亡と新規要介護発生データセットについても完成しているため、地域コホートデータベースと結合することで、生活満足度パターンとアウトカムとの関連性を検証するためのデータベース構築も進行できる状態となっている。したがって、「おおむね順調に進展している」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は、潜在クラス分析を用いた生活満足度のパターン化とその関連因子の解明を進める。潜在クラス分析により得られた結果については、研究協力者と議論しながら解釈を進め、生活満足度パターンの同定と関連因子の特定を進める。また、縦断検証用のデータセットの作成を行い、死亡や要介護発生に生活満足度パターンが及ぼす影響を明らかにする。成果発表の面では学会発表および国際誌への論文投稿を行い、研究協力者以外の研究者から助言や批判的吟味をもらいつつ、本研究課題を推進していく予定である。
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