Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
うま味は消化器官の食物摂取シグナルを誘発し消化吸収や摂食行動を調節することが知られているが、食事の食べ過ぎを抑えるという報告がある一方、肥満を誘導するとの報告もあり、見解は分かれている。私たち日本人が日常的に摂取する和風だしは、単一の化学物質ではなく、うま味 やコクなど雑味が複合的に合わさった出汁またはスープである。和風だしの摂取が食べ過ぎを抑制し肥満を予防する可能性について、熱産生及び生体内物質の測定を行うことで検証する。本研究を通して、複合的な味を併せ持つ和風だしのおいしさが、健康増進に寄与する可能性について、科学的に追求する。