Project/Area Number |
23K19938
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0909:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
川端 雅人 立教大学, スポーツウエルネス学部, 教授 (20293102)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | スポーツ / 参加動機 / 心理尺度 / 日本語版 / 妥当性 / 信頼性 / 確認的因子分析 / 国際比較 / Sport Motivation / Scale Development / Motivational Profile / Cross-National Study |
Outline of Research at the Start |
本研究では、世界で広く用いられているスポーツへの参加動機を測定するための心理尺度であるSport Motivation Scale-IIについて、妥当性と信頼性に優れた日本語版を完成させ、その上で大規模な日本人スポーツ参加者からのデータに基づいて、スポーツ参加への動機が参加者の属性や、参加スポーツ種目・水準、それに指導者の指導様式や仲間関係とどのように関係しているのかを検証する。さらに、日本人データの結果を他国で得られたデータと国際比較することにより、スポーツ参加動機に関わる日本人独特の良い点と悪しき点を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、世界で広く用いられているスポーツへの参加動機を測定するための心理尺度であるSport Motivation Scale-IIについて、妥当性と信頼性に優れた日本語版を完成させることを第1の目的としている。
研究代表者はSMS-IIの日本語版を作成するために、Pelletier et al.から日本語版作成の許可を受け、これまで予備的研究を行ってきた。研究代表者ら(Kawabata et al. 2014; Kawabata et al., 2022)はSMS-IIの日本語版を再翻訳法を用いて作成し, 確認的因子分析を用いてその妥当性と信頼性を大学生のスポーツ参加者を対象に予備的に検証した。その結果、 2因子間 (Integrated Regulation, Identified Regulation) の相関が非常に高く、 実証的に区別できないことが示された。そのためいくつかの項目の訳を改良する必要があることが分かった。
研究代表者はこれまで約20年近くに渡り、日本国外で研究活動を行ってきたため、日本国内で日本人対象に大規模な調査を行うことが難しかったが、2023年4月より日本国内の大学に着任したことにより、日本での調査が断然に行いやすい状況となった。2023年10月の学術研究助成金(研究活動スタート支援)取得後、先ずは改善が必要な項目の訳を改良した。その上で、改良した項目の優位性を点検するために、オンライン調査用のプラットフォームを用いて予備的調査を実施した。その結果、改良した項目が問題となってきた2因子の内部一貫性を各段に向上することが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年10月の学術研究助成金(研究活動スタート支援)取得後に、改良した項目の優位性を点検するために、オンライン調査用のプラットフォームを用いて予備的調査を実施した。その後は、予備的調査の結果を踏まえ、本調査に進む予定をしていた。しかしながら、諸所の理由から速やかに本調査に進む準備が計画していたよりも進まなかった。また調査対象者の募集が予想していたよりも難航していることが、進歩状況が若干遅れている理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
予備的調査で得られたデータを更に分析した後、速やかに本調査に移る予定である。日本人を対象とした調査は6月ー10月に実施し、海外での調査は7月に参加する国際学会(European Congress on Sport and Exercise Psychology)で協力者を募り、8月ー12月にかけて実施する予定である。調査終了後は速やかにデータ分析や論文の執筆に移る予定である。
もし本調査の実施時期が上述した時期よりも遅れるようになる場合は、当該プロジェクトの実施期間延長を検討している。
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