Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
自然界や産業界には圧縮性を有する乱れた流れ(圧縮性乱流)がいたるところに存在しており、その普遍的な性質(普遍性)を解明することは宇宙物理学や航空工学の分野に重要な知見をもたらすと期待できる。乱流の普遍性の探究には、流体運動をモデル化せずに計算する直接数値計算(DNS)がよく用いられる。しかし、DNSは膨大な計算コストを要するため、スーパーコンピュータを駆使した大規模な並列計算が必要不可欠である。本研究では、差分法の計算に工夫を施した3軸並列のコードを開発し、世界最大規模のDNSを実施することで、圧縮性乱流の普遍性の解明を目指す。