Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究はソフトウェアの更新を支援する手法の確立を目的とし、意味的バージョンを介して互換性を検査・保証するプログラミング言語の研究を行う。ソフトウェアの更新は多大な実装コストを伴うが更新の支援技術は不足しており、開発の硬直化が問題となっている。本研究は意味的バージョンをプログラミング言語に導入し(1)意味的バージョン計算機:ユニットテストや型検査を用いた新旧の実装の互換性の分類法(2)漸進的プログラム更新:更新で破綻したプログラムの式単位での新バージョンへの移行法を開発する。本研究は更新エラーの原因や修正法の指示を可能にし、更新で破綻したプログラムを自動で特定・修復する技術への展開が期待される。