Project/Area Number |
23K20009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
1002:Human informatics, applied informatics and related fields
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
中尾 勇 長崎大学, 情報データ科学部, 客員研究員 (80981000)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | シースルー空中ディスプレイ / Depth Fused 3D / DCRA / Hologram |
Outline of Research at the Start |
DCRA(2面直交リフレクターアレイ)とホログラムミラーを用いたシースルー空中ディスプレイは、奥行き方向に複数の2次元像を表示できる。DFD(Depth-Fused 3D)は光透過性のある二枚の画像を奥行方向に配置した知覚の融合を利用した3次元表示方式である。上記シースルー空中ディスプレイを用いてDFD画像が生成できると考えられるが、このような画像表示を実現した報告例はない。ジェスチャーと空中ディスプレイによるユーザーインターフェイスが望まれているが、画像に奥行きが加わればよりユーザビリティの高いUIが実現する。本研究はこのようなディスプレイを実証し、画像の知覚評価から有用性を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
DCRA(2面直交リフレクターアレイ)とホログラムミラーを用いたシースルー空中ディスプレイは、奥行き方向に複数の2次元像を表示できる。DFD(Depth-Fused 3D)は光透過性のある二枚の画像を奥行方向に配置した知覚の融合を利用した3次元表示方式である。上記シースルー空中ディスプレイを用いてDFD画像が生成できると考えられるが、このような画像表示を実現した報告例はない。ジェスチャーと空中ディスプレイによるユーザーインターフェイスが望まれているが、画像に奥行きが加わればよりユーザビリティの高いUIが実現する。本研究はこのようなディスプレイを実証し、画像の知覚評価から有用性を明らかにする。 初年度では、実験に必要な構成部材の調達・準備を行った。ホログラムミラー以外は市販品調達の目処を容易に立てることができたが、ホログラムミラーだけは自作せざるを得なかった。しかし、他の複数の大学による露光作業や、民間企業からのフォトポリマーフィルムの提供など、協力を得ることができ準備をすることができた。 このような構成部材の調達は、研究全体で最も時間がかかることが想定されているため、2年目の実験研究にスムーズに移行できると考えられる。特にホログラムミラーには、先行研究[1]に比べ、将来の実用化のための製造技術的な要素も加えることができたので、より確度の高い実証ができると期待できる。
参考文献 1) Applied Optics Vol. 60, Issue 31, pp. 9896-9905 (2021)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験準備で、部材調達に最も時間がかかると想定していたホログラムミラーを、他研究所機関の協力を得て準備ができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度準備をした構成部材を用いて実験セットアップを構築し、表示されたシースルー空中3D画像の物理評価を行う。その結果を用いて視覚評価の項目を設定し、被験者を用いたユーザビリティテストを行う。実験結果の分析を行い解析結果をまとめ、学会発表・論文投稿を行う。
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