Project/Area Number |
23K20093
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Project/Area Number (Other) |
20H01261 (2020-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2020-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Meisei University |
Principal Investigator |
内海 敦子 明星大学, 人文学部, 教授 (70431880)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩原 朝子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (30313274)
稲垣 和也 南山大学, 外国語学部, 教授 (50559648)
三宅 良美 秋田大学, 名誉教授, 名誉教授 (70396547)
SRI BUDILESTARI 立命館アジア太平洋大学, 言語教育センター, 講師 (80833342)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥16,900,000 (Direct Cost: ¥13,000,000、Indirect Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
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Keywords | マレー語 / 言語シフト / 言語使い分け状況 / コードミキシング / 談話における特徴 |
Outline of Research at the Start |
マレー語はマレーシア、インドネシア、シンガポール、ブルネイ、タイ、ミャンマー、スリランカの各国で話されており、特にマレーシアとインドネシアにおいては多くの話者が存在し、合計で三億人弱が使用している言語である。様々な変異(地域方言および社会方言)が存在するだけでなく、どの地域も多言語社会であるため、必ず他の言語と併用して用いられている。本研究の目的はこれらの地域で実際に人々がどの場面でどの変異のマレー語、あるいは他の民族語を使用しているかどうかを量的および質的に調査し、言語使い分けの状況と言語シフトの実態を見定め、何がそれらの状況を引き起こしているかという変数うを特定するのが目的である。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究構成員それぞれが多言語社会における言語使用実態の調査を行った。 研究代表者の内海はマレーシアにおいてはスールー人、バジャウ人、ドゥスン人、華僑の人々がどういった場面でどの言語を使用しているかの社会言語学的調査を各回100人前後を対象に行った。フィリピンにおいてはスールー人、バジャウ人、チャバカノ語(スペイン語クレオール)話者を対象に社会言語学的調査を300人対象に行った。 いずれの調査もスールー語話者を中心に行っているため、スールー語に関しての調査も並行して行っている。インドネシア国ブリトゥン島においてはマレー語のブリトゥン方言の音韻と語彙調査を行った。その他、様々なマレー語の方言の使用実態を調査した。 塩原研究員はマレー語コーパスを構築し、文法的特徴と談話的特徴の調査を行った。稲垣研究員は中カリマンタン州にあるカティガン川に沿って上流域へ向かい、トゥンバン・スナマン村(Tumbang Senamang)でのインドネシア語使用を調査し、ダヤック語地域の中カリマンタンにもかかわらず、イスラーム教の拠点となっているトゥンバン・スナマン村のインドネシア使用率が異常に高いことを報告した。三宅研究員はインドネシアのブリトゥン島、スマトラ島、ジャワ島において言語使用実態の調査を行った。レスタリ研究員はジャワ島およびジャワ語使用地域の談話と言語使い分け状況の調査を行った。 学会、研究会発表は随時研究員各自が行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年から2021年度にかけては現地調査が不可能であった。調査対象地のインターネット環境が整っていないことも多く、ネットを通じての調査も難しく、文献調査に頼るほかなかった。2022年度も場所によっては調査が困難であった。2023年度より本格的に現地調査を行い、2024年度も追加調査を行う。調査をまとめた論文の執筆が遅れていたが、2024年度にできるだけ遅れを取り戻す。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は調査を本格的に開始することになったため、論文の執筆や研究発表が追い付かなかった。2024年度は論文執筆と調査報告書を刊行するためのミーティングを頻繁に行い、学会発表と論文発表、論文集の発行を目指す。
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