Project/Area Number |
23K20126
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Project/Area Number (Other) |
20H01394 (2020-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2020-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04020:Human geography-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藤田 裕嗣 神戸大学, 人文学研究科, 名誉教授 (10181364)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 剛 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (10431610)
高橋 清吾 豊田工業高等専門学校, 一般学科, 講師 (10597313)
鈴木 康之 県立広島大学, 人間文化学部, 教授 (10733272)
宇根 寛 お茶の水女子大学, 文理融合 AI・データサイエンスセンター, 研究協力員 (20415037)
牛垣 雄矢 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30508742)
安藤 哲郎 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (30706776)
深瀬 浩三 立正大学, 地球環境科学部, 特任准教授 (50631884)
宮里 修 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 准教授 (60339645)
上島 智史 奈良工業高等専門学校, 一般教科, 准教授 (70710309)
堀 健彦 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (80313493)
仁木 宏 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (90222182)
山元 貴継 琉球大学, 教育学部, 准教授 (90387639)
塚本 章宏 佛教大学, 歴史学部, 教授 (90608712)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
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Keywords | 城下町 / 絵図 / 防災 / 災害復興 / GIS / 歴史GIS / 城下町絵図 / 地図 / 国土地理院 |
Outline of Research at the Start |
高校地理歴史科の新しい必履修科目、「地理総合」に注目し、高等教育機関に務める研究者が中等教育の学校現場と連携する。歴史地理学の研究成果を歴史GISに応用して中・高・大における地理教育の活性化を図る目的から、①全国に分布する城下町に注目し、その中心としての城郭が防災の拠点になり得る側面に光を当てる。②歴史GISによる城下町絵図を作成する。③中高大連携による地理(学)教育における歴史GISの教材化も行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高校地理歴史科で必履修科目となる「地理総合」に注目し、高等教育機関に務める研究者が中等教育の学校現場とも連携して研究を進めていくことを目指している。歴史地理学の研究成果を歴史GISに応用し、それを活用して中・高・大の地理教育の活性化を図りつつ、具体的に目指す実践的研究は、以下の三点である。 ①具体的なフィールドとして、全国に分布する城下町に注目し、その中心としての城郭が防災の拠点になり得る側面に光を当てる。 ②歴史GISによる城下町絵図、過去の災害地図、新旧地形図、現代のハザードマップのデジタル重ね地図の作成。特に最後者の作成作業では、近世や近代初期に作成された絵図→地図への進化過程における測量の未熟さに対する配慮も必要な点に注目する。歴史地理学を基盤とする本研究では、近代初めに作成された「陸軍省城絵図」注目する。 ③中高大連携による地理(学)教育における歴史GIS、城下町古地図アプリを活用した教材化と授業単元開発と実践も行う。本研究で注目する城下町では、上述した「陸軍省城絵図」について具体的に選定を試みている。絵図の残存状況なども勘案して、「新型コロナ禍」の状況が改善されつつある点も念頭に置き、感染者がやはり依然として多い江戸は敢えて外すなど、修正も試みている。さらに、研究代表者は、2023年末で定年退職したが、かつての勤務校、神戸大学の地元について研究代表者が会長を務める兵庫地理学協会とともに本格的な実施段階へと一歩進め、事例の候補として、明石と姫路の他に、県北の豊岡と出石も視野に入れている。さらに、研究代表者が、かつて校長を務めた神戸大学附属中等教育学校をはじめ、今年度から私立の雄、灘中学で非常勤講師を務める縁もあり、高校地理教育との連動のみならず、地方公共団体や地域の歴史に造詣が深い地元の組織(NGO・NPOや研究会)との連携も重要な課題、と捉えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
城下町が描かれた絵図の残存状況なども勘案しながら、近代初期に作成された「陸軍省城絵図」所載の城下町の選定も試みつつ、「新型コロナ禍」の状況で、感染者数自体が依然として多い東京は敢えて外すなど、必要最小限のレベルを心掛けつつ、修正も試みているため、計画通りには進んでいないのは事実である。新型コロナのピークは過ぎた、との期待も持ちつつ、「陸軍省城絵図」との関係で注目される城下町の選定に本格的に入るなど、計画の進展を図りたい。大学教員を2022年度で定年退職した研究代表者自身、縁があり、中学では全国トップクラスと言える灘中学で今年度か中学生相手に教鞭を取る形になったのは、好機と言える、と捉えている。当方自身が身を置く現場自体は、従来と同様、神戸市内に留まるとは言え、研究分担者は全国を視野に入れてお願いしている訳であり、視野を広げつつ、感染進展の懸念に対しては、引き続き十分に留意したい。さらには、高大連携については、当方自身、神戸大学附属中等教育学校の校長を務めた縁もあり、実績もある点は、有利に働くだろう、と期待している。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の骨子は、地震など、災害との対応をも視野に入れる点にある。喫緊の課題になっている「新型コロナ感染」も、災害と似たような性格を持っており、十分に対応を考えるべきである。2024年度から私立中学で教鞭を取る新局面になったが、地理学を主とした研究者の立場から言えば、「新型コロナ感染者」の動向には引き続き、注意を向けるべきだ、との認識を持ち続けたい。
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