Project/Area Number |
23K20128
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Project/Area Number (Other) |
20H01397 (2020-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2020-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04020:Human geography-related
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
近藤 章夫 法政大学, 経済学部, 教授 (60425725)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朴 チョン玄 法政大学, 経済学部, 教授 (10317654)
外枦保 大介 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (70581669)
與倉 豊 九州大学, 経済学研究院, 教授 (70586552)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥13,390,000 (Direct Cost: ¥10,300,000、Indirect Cost: ¥3,090,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 経済地理学 / 産業集積 / 産業史 / 地域政策 / イノベーション / 空間経済 / 科学技術政策 / ネットワーク |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、日本からみたサイエンス型産業を対象とし、科学技術論文と特許のデータベースを利用した定量的な分析とフィールドにもとづいた定性的な分析とを接合することによって、研究開発活動における国内外の技術・人的連関を明らかにし、グローバル・ハブ(中核的集積地域)と各地がどのように結びついているかという点を多角的に考察することである。研究者・技術者など「人のつながり」を定量化および可視化することで都市集積・産業集積とイノベーションの関係性に新たな知見を提供し、ハイテク移民や頭脳還流などの実態解明に寄与することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の課題は、サイエンス型産業の国内外の技術・人的連関と特定集積地におけるイノベーションの創出効果を多角的に分析することである。2023年度は、都市・産業集積におけるイノベーションの効果について現地資料や論文・記事などのサーベイを継続して進め、技術者や研究者などのハイテク人材の動向についても新聞・雑誌記事、技術レポート、企業のプレス資料や広報資料などから把握に努めた。サイエンス型産業の広がりとして、日本とアメリカ以外に、東アジアと東南アジアのハイテク産業にも視野を広げて、立地動向や産業集積の分布などについてGISなどを用いたデータ分析を進めた。計量分析については、これまで進めてきた内容を継続するとともに、サイエンス型産業に属する特定技術領域のうち、引き続き半導体回路・制御技術の領域に絞って、科学技術論文データと特許データの整理と分析を進めた。論文データでは国内ではJSTのデータベースを活用し、海外ではIEEE(全米電気・電子学会)の公刊論文データベースを使用して、著者の属性や所属機関、技術的テーマなどによって分類や整理を進めている。特許や論文のデータ構築に際しては、著者の所属機関などから所在地の地理情報を付加し、論文数の国や地域別の分布や動向などの考察を行った。計量分析を補完すべく、今年度は海外出張を精力的に行い、シンガポールやベルギーなどの研究開発コンソーシアムや関連機関などで現地調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度まで十分に実施できなかった海外調査を実施することができ、計量分析を補完する質的調査を進めることができた。既存研究の整理や論点整理、定量的分析については順調に進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
計量分析については、引き続き科学技術論文のデータと特許データの整理と分析を通じて、研究者や技術者の分布や移動などの考察を進める。質的調査については、国内外での研究機関や関連機関などへの現地調査を可能な限り実施する予定である。
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