Project/Area Number |
23K20146
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Project/Area Number (Other) |
20H01480 (2020-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2020-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07020:Economic doctrines and economic thought-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
野原 慎司 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (30725685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 晃大 追手門学院大学, 経済学部, 講師 (20803753)
吉川 洋 財務省財務総合政策研究所(総務研究部), 総務研究部, 顧問 (30158414)
原谷 直樹 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (30707138)
有江 大介 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 名誉教授 (40175980)
西部 忠 専修大学, 経済学部, 教授 (50261269)
瀧澤 弘和 中央大学, 経済学部, 教授 (80297720)
寺川 隆一郎 帝京大学, 経済学部, 講師 (80794172)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥14,690,000 (Direct Cost: ¥11,300,000、Indirect Cost: ¥3,390,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Keywords | 制度の経済学 / 経済哲学 / アダム・スミス / 市場 / 資本主義 / 経済学史 / 哲学 / 制度 / 制度経済学 / 経済学方法論 / J. R. コモンズ / パース / ニュートン主義 / ルイス / コンヴェンション |
Outline of Research at the Start |
本研究においては、制度という、制度の経済学が解明しようとしている領域につき、過去の経済学・哲学の知見を省みて、制度について再考察するものである。制度の経済学はそれ独自の領域として発達しており、それが、過去の経済学の哲学のどの部分と接合しうるのかについては、まだまだ未解明である。制度そのものもまた、既存の思想史・哲学において固有の重みを持って考察の対象となってきた訳ではない。しかし、経済学史は、制度をめぐる思想・哲学として通史的に再構成しうる。そうすることで、経済学史の新たな見方が切り開かれることであろう。そこから、制度の哲学・思想という新領域が開拓される。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、主として二つの研究を実施した。一つは、研究成果として出版予定の論文集『資本主義は生き残れるのか』の取りまとめ作業である。2022年度までに各研究分担者が研究会合で報告したものを、そこでのフィードバックを踏まえた上で、論文にし、全体の整合性などの調整を行なった。さらに、2023年度は、英文での論文の経済哲学系のフィールド・トップジャーナルでの刊行に向けて、研究発表を始めた。手始めに、私が研究報告を実施した。さらに、フィンランドのMichiru Nagatsu教授(ヘルシンキ大学)を招へいし、今後の研究の進め方について協議したほか、氏による研究報告がなされた(2023年12月17日)。また、ヘルマン・ピラート教授(エルフルト大学)を招へいして、研究の進め方について協議しほか、氏による研究報告が実施された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2024年度は、研究代表者が急きょサバティカルでグラスゴー大学に1年間滞在することになる。その間も、2回の研究会合を予定しているが、対面での調整が難しく、研究課題の進行がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、研究成果の一環として日本語の論文集の刊行を行う。 さらに、英文論集の出版の目処をつけることを目標とする。
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