現代日本における貧困の検証:生活保護制度再考への示唆
Project/Area Number |
23K20168
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Project/Area Number (Other) |
20H01601 (2020-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2020-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
岩永 理恵 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (60438166)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 久里子 神奈川大学, 経済学部, 助教 (30733133)
大津 唯 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (90736860)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥9,750,000 (Direct Cost: ¥7,500,000、Indirect Cost: ¥2,250,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 貧困 / 生活保護 / 剥奪 / 公的統計 / 社会調査 / 貧困線 / 貧困測定 / 被保護者調査 / 貧困動態 / 剥奪指標 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、現代日本における貧困の実態を明らかにし、生活保護制度における最低生活保障に示唆を与えることを目的とする。具体的には、①最低限度の生活を担保した貧困線を導くこと、②所得だけではなく消費・資産状況も加味して金銭的貧困を捉え直すこと、③非金銭的な物質的剥奪の状況を観察すること、④生活保護受給者の状況に関する独自調査を実施し、貧困動態の分析をすること、以上4つの研究を行う。その意義は、日本における一元的な貧困測定を積み重ね、その分析を踏まえて多元的な貧困を明らかにすること、他方で、生活保護利用者という観点から貧困動態を調査して、生活保護制度における最低生活保障のあり方を検討することにある。
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Outline of Annual Research Achievements |
①貧困基準の設定では、最低限度の生活を担保した水準の貧困基準を導出し、これと生活保護基準や生活保護受給世帯の消費水準と比較すること、②金銭的貧困の測定では、所得だけではなく、消費・資産の状況からも貧困を測定すること、③非金銭的貧困の測定では、物質的剥奪指標を用いて貧困を検証すること、④2年間の生活保護の利用者動向の調査を通じて、生活保護の利用に至る理由、廃止に至る理由、生活や就労状況、過去の生活保護受給経験などのデータを取得することを予定していた。 2022年度は、引き続き①から④それぞれのテーマに関するサーベイ、先行研究のレビューを行った。レビューした内容を用いた研究報告等を定期的に行った。あわせて、①と④の課題に関連して、厚生労働省「被保護者調査」の分析を進め、学会報告を行い、論文を執筆した。 ③厚生労働省「家庭の生活実態及び生活意識に関する調査」、国立社会保障・人口問題研究所「生活と支え合いに関する調査」のデータセットの整備を行い、分析を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍で阻害された研究内容、方法を見直し、既存の調査の分析及びその背景に関する歴史分析を進めることにし、それがある程度機能した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、既存の調査の分析及びその背景に関する歴史分析を進める。新たなデータセットの構築も進める予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(30 results)
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[Book] 貧困の諸相2023
Author(s)
駒村 康平、渡辺 久里子
Total Pages
264
Publisher
放送大学教育振興会
ISBN
4595324022
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[Book] 貧困に対する支援2021
Author(s)
岩永理恵、後藤広史、山田壮志郎
Total Pages
228
Publisher
ミネルヴァ書房
ISBN
9784623092093
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