Project/Area Number |
23K20170
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Project/Area Number (Other) |
20H01615 (2020-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2020-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
高地 リベカ 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (60413085)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 典絵 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 部長 (00446551)
丸山 広達 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (20627096)
石原 淳子 麻布大学, 生命・環境科学部, 教授 (30415509)
井上 真奈美 国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 部長 (70250248)
川崎 良 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70301067)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2021: ¥6,760,000 (Direct Cost: ¥5,200,000、Indirect Cost: ¥1,560,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
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Keywords | 食事評価Webシステム / モバイル型 / 食事評価の妥当性 / 画像認識 / 食事評価 / 妥当性 / 食事評価システム / 食事評価法 / Webシステム / 24H思い出し / 栄養疫学 / 料理画像 / 音声入力 / 料理データベース / 食事調査法 |
Outline of Research at the Start |
本課題では、料理データベースを基盤とした画像と音声認識(料理名、食材、調理法といったキーワードとその組み合わせ)によるモバイル型食事アセスメントシステム開発を行い、詳細で包括的な食事アセスメントの大規模疫学研究への導入と拡大を目指す。そのために、当該システムによる食事状況評価の精度を、生体指標または秤量食事記録と比較することによって検討する。料理データベース(レシピ)に紐づけられた料理画像の公衆衛生目的での利活用について検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
●開発したモバイル型食事記録システム(Mealog)を用いた食事評価の精度を検討するために秤量食事記録調査による摂取量と比較検討を実施した。参加者は男女35名で、Mealogを1週間実施するとともに、当該期間中前半3日間、後半3日間の計6日間の秤量食事記録調査を実施した。食事記録の確認は前半・後半をまとめて計2回の面談により実施した。多くの栄養素・食品群項目で、相関係数は中程度以上であった(栄養素摂取量の相関係数の中央値 男女とも粗r=0.6・食品群別摂取量の相関係数の中央値 男女とも粗r=0.7)。しかしながら、量の回答の過程で、飲食した料理のポーションサイズ選択ではデフォルト値(表示される目安量の何パーセント程度を食べたか)を選択しがちであること、このことのために特に男性で過小評価の程度の大きいことなどが示唆された。対象特性に応じて食品群別の、系統的な「量」の補正方法の検討が必要であることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の目的であった、モバイル型食事評価システムの開発・画像認識APIの上乗せ、開発されたシステムによる推計値の、二重標識水法及びバイオマーカー値との比較による妥当性検討・FFQによる妥当性との比較、及び秤量食事記録調査法による摂取量との比較による妥当性検討、コホート研究対象者の一部における当該調査実施、のすべての調査実施フェーズを遂行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
大規模疫学研究での利活用の実践面に着目し、当該システムによる2日間調査による推計値の意義を明らかにするとともに、ここまでに収集した調査結果に基づいて、論文化することによって公知化してゆく。また、コホート研究における食事曝露評価のキャリブレーションの方策を検討することによって、大規模疫学研究の統合のためのプラットフォームとしてのデータ活用を目指す。さらに社会実装・研究ベースでの利活用に繋げてゆく。
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