Project/Area Number |
23K20200
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Project/Area Number (Other) |
20H01775 (2020-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2020-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
熊野 宏昭 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90280875)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡 浩一朗 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00318817)
谷澤 薫平 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 准教授 (50771812)
大須 理英子 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60374112)
小野田 慶一 追手門学院大学, 心理学部, 教授 (60432712)
正木 宏明 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80277798)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥16,380,000 (Direct Cost: ¥12,600,000、Indirect Cost: ¥3,780,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | Well-being / マインドフルネス / 安静時脳機能 / MRI / うつ / コホート / 生活習慣 / 瞑想 / 無執着 / BrainAGE / 能動的注意制御 / 脳波 / 受容 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、中高年者を対象に大規模な調査を行うことで、どのような生活習慣が、最も脳を活き活きした状態に保ち、低いうつ状態、高いWell-beingをもたらすかを明らかにすることを目指す。生活習慣の中では、これまで重要とされてきた運動・食・睡眠習慣に加えて、今の体験にありのままに気づくマインドフルネスという心の習慣の影響を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、中高年の長期縦断コホートを用いて、心理的Well-beingを高く保つ脳状態、心理要因、習慣は何かを明らかにすることを目的にしている。新型コロナウイルスの蔓延により長く休止していた測定を再開し、既に100名以上の脳MRI画像および心理データを取得することができた。心理尺度の予備的な解析を行ったところ、心理的Well-beingには内受容感覚への気づきよりも、マインドフルネス傾向自体が、直接的に正の影響を与えることが示された。内受容感覚への気づきはマインドフルネスの訓練で重要視されるが、それよりもあらゆる体験への気づきや受容という要素の方が、前向きに良い人生を生きるには重要である可能性が示唆された。脳画像に関しては、BrainAGE算出のための準備に加えて、脳皮質の全体の体積を集約したBHQ(Brain Health Quotient)の算出を行っている。BHQは健康的な習慣によく反応する指標であるとともに、認知症などの転帰を予測する指標として有望であり、瞑想やマインドフルネスに影響されるかを今後検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルスの蔓延により、長く測定を休止していたが、予定通りの対面での測定を開始でき、大きな問題なく継続できているため、おおむね順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後さらに脳と心理要因、習慣の関係を明らかにするために、目標人数まで測定を続ける予定である。1年に100~200人のデータを取得することを目指し、合計200名以上のデータで解析を行う予定である。
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