Project/Area Number |
23K20339
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Project/Area Number (Other) |
20H03954 (2020-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2020-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Nagoya City University (2022-2024) National Center for Geriatrics and Gerontology (2020-2021) |
Principal Investigator |
小嶋 雅代 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30326136)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小嶋 俊久 独立行政法人国立病院機構(名古屋医療センター臨床研究センター), その他部局等, その他 (70378032)
寺部 健哉 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (10816870)
鈴木 望人 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (30826748)
永吉 真子 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (30728960)
近藤 克則 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 部長 (20298558)
竹内 研時 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (10712680)
大塚 礼 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 部長 (00532243)
斎藤 民 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 部長 (80323608)
松井 康素 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, ロコモフレイルセンター, センター長 (50501623)
安岡 実佳子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (80874354)
渡邉 良太 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 特任研究員 (50910410)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 関節リウマチ / フレイル / 高齢発症 / 要介護 / 予防 / 社会参加 / 基本チェックリスト / 予後予測 / 疫学 / 社会的処方 / 慢性疾患 / 介護予防 / 通いの場 |
Outline of Research at the Start |
超高齢化が進むわが国において、今後一層の健康寿命の延伸を図ろうとするならば、従来の介護予防事業の外に置かれていた人々、例えば近年高齢患者の増加が指摘されている関節リウマチ(RA)患者などに向けた対策が不可欠である。 RAは代表的な慢性炎症性の運動器疾患であり、加齢と共に心身の脆弱性が増した状態、フレイルに陥るリスクが高い。本研究では、RA患者においても「地域とのつながり・社会参加」がフレイルと関連するのかを検証し、その結果をふまえ、主治医を介した地域におけるフレイル・介護予防プログラムを開発し、効果検証を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
1.既存の大規模長期縦断疫学研究NILS-LSAのデータから関節リウマチ(RA)患者42人を特定し、性と年齢をマッチさせた対照群84人を選び、身体機能と認知機能の経変変化を比較した。その結果を英文原著論文にまとめ、英文誌(Ann Geriatr Med Res)に発表した。 2.全国75市町村において、要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者を対象として実施された「JAGES健康とくらしの調査」の質問紙の中で、関節リウマチの診断の有無について尋ねた。現在、収集されたデータの集計中である。 3.大学病院に通院中の65~79歳のRA患者189人を対象にフレイル調査を行った。JAGES健康とくらしの調査2016参加者47,178人を対照群とし、RAとオーラルフレイルとの関連について検証した。RA患者の44.4%、住民の27.5%で口腔機能の低下が観察された。その結果を英文原著論文にまとめ、現在投稿中である。 4.新たに、大学病院に通院中のRA患者を対象として、フレイル、筋肉量減少症(サルコペニア)、ロコモティブシンドローム(運動器の障害による移動機能の低下)の割合や、身体機能・動作能力の加齢変化による特徴を明らかにすることを目的とする前向き調査を開始した。データのそろった 108 名の女性患者について、横断的解析を行ったところ、平均年齢 65歳、罹病期間 11年、疾患活動性(CDAI)5.2、BMI23.5、歩行速度 1.2m/s、 握力 17.7kg、TUG 9.8s、5 回立ち座り 11.8 秒であった。フレイルの指標とされる握力 18kg 未満は 46.7%、歩行速度 1.0 未満は、19.8%であった。Friedらの基準による身体的フレイルは 20.4%、KCL によるフレイルは26.9%、AWGS 基準によるサルコペニアは 16.3%であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
理由 NILS-LSAのデータの分析は、ほぼ予定通りに終え、英文原著論文が受理された。 JAGES健康とくらしの調査2022調査も無事に完了した。 COVID-19対応のため、介入研究の準備は進めることができなかった。 名古屋大学で行う調査は、開始が少し遅れたが、順調にデータ収集は行われている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、これまでに収集されたデータの分析および論文化を進めていく。 名古屋市内の医療機関で診療に従事するリウマチ専門医に、65歳以上のRA患者の通院状況調査及び介入研究参加者のリクルートを依頼する。 JAGES研究名古屋プロジェクト参加研究者の協力の下、名古屋市内で行われている通いの場の活動状況を調査し、RA患者が参加可能な通いの場のリストを作成する。
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