Project/Area Number |
23K20354
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Project/Area Number (Other) |
20H04019 (2020-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2020-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Osaka Metropolitan University (2022-2024) Osaka City University (2020-2021) |
Principal Investigator |
横山 美江 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50197688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 ますみ 白百合女子大学, 人間総合学部, 教授 (20211302)
福田 早苗 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (50423885)
緒方 靖恵 佛教大学, 保健医療技術学部, 助教 (00880387)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,550,000 (Direct Cost: ¥13,500,000、Indirect Cost: ¥4,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | 双子 / 三つ子 / 遺伝 / 環境 / BMI / 成長 / 発達 / 身長 / 体格 / 身体計測値 / 双生児研究 / 体重 / 学歴 / 発育 |
Outline of Research at the Start |
不妊治療の影響により,年間約1万件の多胎出産があり,多胎出産率は依然高く推移している。多胎児は70%が低出生体重児として出生し,これらは単胎児の約10倍のリスクである。母親は児の発育や発達の遅れに対して不安を訴えることが多く,しかも育児不安の増強により虐待も誘発されやすい。このため,エビデンスに基づいた情報の構築が不可欠である。本研究では,多胎児の身体発育・発達過程を縦断的に調査し,多胎児の出生時の体格がその後の多胎児の発育・発達過程(発達障害の発生状況を含む)および成人後の体格や疾病の罹患等にどのように影響しているかについてビッグデータを取り扱う国際共同研究から明らかにすることである。
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Outline of Annual Research Achievements |
不妊治療の影響により、年間約1万件の多胎出産があり、多胎出産率は依然高く推移している。多胎児はおよそ70%が低出生体重児として出生し、これらは単胎児の約10倍のリスクである。母親は児の発育や発達の遅れに対して不安を訴えることが多く、しかも育児不安の増強により虐待も誘発されやすい。このため、エビデンスに基づいた情報の構築が不可欠である。本研究では、多胎児の身体発育・発達過程を縦断的に調査し、多胎児の出生時の体格がその後の発育・発達過程(発達障害の発生状況を含む)および成人後の体格や疾病の罹患等にどのように影響しているかについてビッグデータを取り扱う国際共同研究から明らかにすることである。 2022年度は、3つの研究テーマから研究を推進した。1つ目のテーマが、世界の25研究機関におけるツインデータを統合した国際共同研究のデータを用いて、乳児期から成人期までのBMIと身長に関する遺伝と環境の影響に関する研究である。本研究結果から、BMIと身長は共に遺伝的影響が強いことが明らかとなった。一方で、BMIについては、学齢期以降に新たな遺伝的要因が発現される可能性があることが示された。本研究成果はInternational Journal of Obesity に掲載された。 2つ目のテーマは、三つ子における幼少期の発達段階に表れやすい乳幼児期のくせ(指しゃぶり、ねぼけ、チック、夜尿等)についての研究であり、現在分析を進めつつある。さらに、3つ目のテーマとして、双子の発育状況と母親の育児期の健康状態に与える影響についても分析中である。これらの研究についてはその成果を次年度以降に論文としてまとめていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和4年については、国際共同研究の研究成果が国際誌に掲載されいるため、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究を推進する方策として、世界24か国の国際共同研究のデータを用いて、双子の体格に関する遺伝と環境の影響を分析するために、世界24か国のデータを保有しているヘルシンキ大学に赴き、詳細なデータ分析を実施する予定である。また、三つ子における幼少期の発達に関する分析、双子の発育状況と母親の育児期の健康状態についての分析についても、定期的に共同研究者と会議を持ちつつ、論文作成に向けて進めていく予定である。
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