Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
中央アジアのシルクロード北道のトゥルファンとその周辺地域の遺跡で発掘されたトカラ語文献は非常に貴重な文化遺産であるが、その解読には言語学および仏教学の協力が不可欠である。さらに、トカラ語仏教圏の文化を総合的に理解する為には、遺跡を美術史学の立場から研究することが必要となる。本研究では仏教学、美術史学、言語学の内外の研究者が学際的に協力して、トカラ語仏教文献のなかでもジャータカ・アヴァダーナと称されるジャンルに焦点を当て、この説話文献の伝承を総合的学際的に解明する。