Project/Area Number |
23K20505
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Project/Area Number (Other) |
21H00580 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03030:History of Asia and Africa-related
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Research Institution | Nara University |
Principal Investigator |
川本 正知 奈良大学, その他部局等, 特別研究員 (30192553)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯貝 健一 京都大学, 文学研究科, 教授 (40351259)
矢島 洋一 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (60410990)
伊藤 隆郎 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (60464260)
佐藤 健太郎 北海道大学, 文学研究院, 教授 (80434372)
熊倉 和歌子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80613570)
磯貝 真澄 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 准教授 (90582502)
高木 小苗 島根県立大学, 国際関係学部, 客員研究員 (70633361)
阿部 尚史 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (20589626)
近藤 信彰 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (90274993)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | ハラム文書 / エルサレム / イスラム法廷文書 / アルダビール文書 / モンゴル時代 / イェルサレム / 14世紀イラン社会史 / ヤルリグ |
Outline of Research at the Start |
継続課題のため記入なし。
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Outline of Annual Research Achievements |
当科研研究が始まった2021年4月以来月一回のペースで直近では2024年3月まで行われているZoomミーティングによるオンライン上での研究会の成果は省略。 2023年6月21日にOxford大学のInvisible East Projectの主催するColloquium ”State Documents from the Medieval Islamicate World “ において研究協力者の渡部良子がThe Ilkhanid and post-Ilkhanid Turko-Mongol military society in Persian legal documents from Haram al-Sharif と題して当研究の研究成果を発表した。 2023年9月12日・13日にドイツのHamburg大学の研究所The Centre for the Study of Manuscript Culturesにおいて、Archival Practices Materialised: The Persian and Persianate Documents (13th-14th centuries) from al-Haram al-Sharif in Jerusalemと題したワークショップを開催した。Hamburg大学主催でおこなわれ、研究代表者川本、研究協力者渡部良子(東京大学講師)、分担者熊倉和歌子(慶応大学教授)、佐藤健太郎(北海道大学教授)、伊藤隆郎(神戸大学教授)が参加。Hamburg大学のKonrad Hirschler教授と川本が開会の挨拶をし、参加日本人は全員研究発表をおこなった。 ドイツ側はKonrad Hirschler教授以外にDr. Zahir Bhalloo、Anna Steffen(Hamburg大学)他の研究発表がおこなわれた。最終日に翌年2024年の9月に日本でふたたびワークショップをおこなうことが決定され、そのワークショップの成果を研究報告書としてThe Centre for the Study of Manuscript Culturesから出版することが決定された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
昨年の実績報告書に記載したようにオンライン上にMacgill Institute of Islamic Studies所蔵の文書のマイクロフィルムが公開されたことによってオンライン上での研究会において解読が極めて容易になったことに加えて、2023年9月のハンブルグ大学でのワークショップに先立ってハンブルグ大学の研究チームから文書のカラー写真(非公開)が提供された。この写真によって文書解読が研究開始当時には想像もできなかったほど容易になった。また、上述マイクロフィルムには含まれていなかった100通ほどの文書のカタログ(Said Aljoumani, Zahir Balloo, Konrad Hirschler, Catalogue of the New Corpus of Documents from the Haram al-Sharif in Jerusalem, Berlin, 2024)が出版され、新たな文書に関する詳しい書誌情報がつけ加えられたこともそれぞれの文書の解読を容易にした。 以上のことは研究開始当時には予想もされていなかったことであった。現在のペースで研究会を続ければ2024年度中に想定していた文書全てを読み終わることができる。英文による報告書も2024年度中に出版の目処がついた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も月に1度のオンライン上での研究会を続け、解読を予定していた文書の残り10通ほどを読み終わる。 2024年8月にイランをおとずれハラム文書と同時代のアルダビール文書を実見し、ハラム文書のペルシア語文書読解に資する。 2024年9月に予定しているワークショップの成果を英文による研究報告書としてハンブルグ大学から出版する。
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