| Project/Area Number |
23K20544
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| Project/Area Number (Other) |
21H00629 (2021-2023)
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 04010:Geography-related
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| Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
高田 将志 奈良女子大学, その他部局等, 学長 (60273827)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 祐典 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (10359648)
豊田 新 岡山理科大学, 古生物学・年代学研究センター, 教授 (40207650)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥12,480,000 (Direct Cost: ¥9,600,000、Indirect Cost: ¥2,880,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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| Keywords | 風成堆積物 / 陸域環境急変期 / 第四紀後期 / ユーラシア大陸東西 / 火山灰土 / レス |
| Outline of Research at the Start |
本研究では、日本列島各地に分布する後期更新世~完新世火山灰土の連続サンプリングを行い、火山灰土そのものに内在する環境指標要素をどこまで高精度に解析できるかを明らかにする。そして、そこから読み取ることのできる(100~1000年スケールの)高解像度陸域古環境変動解析から環境急変期を抽出し、ユーラシア大陸の東西における比較も意識しながら、グローバルで規模が大きく急激な環境変化と地域的・局地的で規模の大きな急激な環境変化との識別を目指す。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、日本列島各地に分布する後期更新世~完新世火山灰土の連続サンプリングを行い、火山灰土そのものに内在する環境指標要素をどこまで高精度に解析できるかを明らかにする。そして高解像度陸域古環境変動解析から環境急変期を抽出し、ユーラシア大陸の東西における比較も意識しながら、グローバルかつ大規模で急激な環境変化と地域的・局地的かつ大規模で急激な環境変化との識別を目指したいと考えている。 2024年度は、2021年度に上北平野で採取した火山灰土試料に加え、2023年度後半に分取させていただいた、産業技術総合研究所地質調査総合センターが所有する青森県上北平野の別の地点から採取されたボーリングコア試料を分析対象に加えることとし、層序解析と各種分析(粒度分析、土壌鉱物の結晶度測定、微細石英のESR信号測定、フラントオパール分析等々)を継続した。併せて、関連研究レビューをベースとした総説的な成果物としてまとめる準備を進めている。そして、2024年12月に京都大学で開催されたESR応用計測研究会・ルミネッセンス年代測定研究会・フィッション・トラック研究会2024年度合同研究会において「青森県六戸町火山灰土の石英のESR測定による過去10万年における気候変動の検出」のタイトルで口頭発表を行った。また岡山理科大学紀要第60号Aに岡田夏蓮ほか(2024)「火山灰土の風送塵石英のESR 分析による後期更新世~完新世の急激な気候変動検出の可能性」、岡山理科大学古生物・年代学研究センター事業報告第4号に高田将志ほか(2024)「青森県六戸町上吉田露頭の火山灰土に含まれる風成塵石英のESRによる分析」の論文を掲載し、更には、岡山理科大学古生物・年代学研究センター事業報告第5号に報文を掲載した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年5月までのCOVID-19感染症の影響や、2022年12月~2023年4月の間の研究代表者の大怪我(左足脹脛筋肉断裂)のため、野外調査や室内実験計測作業に遅れが生じたことがあり、現時点ではまだ、それらの影響による遅れを引きずっている。
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| Strategy for Future Research Activity |
2023年度末に地質調査総合センターの田村亨・伊藤一充研究室の協力を得て入手した、上北平野の既存ボーリングコアの火山灰土試料も分析対象に加えながら、これまでの各種分析(粒度分析、土壌鉱物の結晶度測定、微細石英のESR信号測定、フラントオパール分析等々)を進める。同様に、前年度までに進めてきた北関東(栃木県那珂川町)、東北(十和田市)の露頭試料の分析・解析を継続し、その結果を見つつ、必要な場合には、目的を絞った補充調査・補充分析についても検討する。上記のような火山灰土試料の解析に付随して、年代既知のテフラに含まれる斜長石やその他の斑晶鉱物等について、そのX線回折データから、鉱物の結晶化度の経時的変化や風化度を示す指標などについて引き続き検討を進める。 2025年度については最終年度となることから、これまでの4年間の分析成果をもとに、まず、日本国内における地域間・試料間の比較を行う。その上で、日本の火山灰土試料とヨーロッパのレス試料から読み取ることのできる陸域環境の変化について比較検討を行う。そして、研究協力者であるドイツのFuchs博士をまじえ、風成堆積物から読み取るユーラシア大陸東西における更新世~完新世の環境変化について、分析結果の比較などを中心に議論を深めたい。その上で、これまでに実施したユーラシア大陸東西地域を対象とした関連研究レビューを整理し、総説的な成果物としてまとめることも目指したい。
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