Project/Area Number |
23K20553
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Project/Area Number (Other) |
21H00641 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 04030:Cultural anthropology and folklore-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
木村 周平 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10512246)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 公大 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30609996)
伊藤 泰信 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (40369864)
内藤 直樹 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (70467421)
辻本 侑生 静岡大学, 地域創造教育センター, 講師 (80958950)
門田 岳久 立教大学, 観光学部, 教授 (90633529)
早川 公 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (90804253)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥8,320,000 (Direct Cost: ¥6,400,000、Indirect Cost: ¥1,920,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 文化人類学 / ソーシャルデザイン / 地域 / 生活 |
Outline of Research at the Start |
本研究はソーシャルデザインの実践について、生活・地域・教育の領域において、それを推し進める「準専門家」(後述のようにアドバイザーやコンサルタント、研究者等を含む)の実践に着目して研究することで、SDに対して文化人類学からどのような関わり方が可能なのかについての知見を提示する。それによって、現代的な、様々な力と人々の関係が錯綜する状況をふまえて、「生を規定する政治や経済の大きな力を批判し、よりよい社会のあり方を模索する」という文化人類学が従来目指してきた方向性を受け継ぎつつ練り直し、人類学や近接学問領域の蓄積、さらに公共的な実践に対して貢献することが、本研究の目的である。
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Outline of Annual Research Achievements |
現在、デザインを通して社会をよりよいものにしようという「善い」・「ヒューマンスケールの」・「コンテクストに応じた」営為が、様々な領域で行われている。そうした営為は「ソーシャルデザイン」と総称できるが、それらに対し、我々はどう向き合い、関わればよいのか。本研究はSDの実践について、生活・地域・教育の領域において、それを推し進める「準専門家」の実践に着目して研究することで、SDに対して文化人類学からどのような関わり方が可能なのかについての知見を提示する。それによって、現代的な、様々な力と人々の関係が錯綜する状況をふまえて、「生を規定する政治や経済の大きな力を批判し、よりよい社会のあり方を模索する」という文化人類学が従来目指してきた方向性を受け継ぎつつ練り直し、人類学や近接学問領域の蓄積、さらに公共的な実践に対して貢献することが、本研究の目的である。 2023年度は日本文化人類学会研究大会で分科会「文化人類学を「業務」からリ・デザインする:「社会課題」と「連携」の獲得免疫化に向けて」を開催し、これまでの研究の進捗と成果について共有し、参加者とともに議論を行った。現在、この成果をもとに、編著書を計画中である。また定期的なオンラインでの研究会も継続し、2度、ゲストスピーカーにもお話しいただいた。併せて、これまでの研究をさらにアウトリーチし、意見交換を行うために翌年の日本文化人類学会で分科会「文化人類学とは何でありうるのか? 協働、対話、反転の試み」を行うことを企画し、準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度までの感染症の流行や予算上の制約のため共同での現地調査が行えていない部分もあるが、オンラインでの研究会を通じてメンバー間でのコミュニケーションは活発に行われ、それぞれの研究や活動についての考察が深められている。
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Strategy for Future Research Activity |
感染症については社会的な許容度が上がり、現地での調査が可能になってきたため、今年度はそれぞれの調査・活動を積極的に進めるとともに、オンラインでの研究会に加えて対面での研究会および共同での現地訪問を行い、議論を発展させ、研究成果につなげていきた い。
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