Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では、エビデンスに基づく介護政策の立案・実施に向けて、三つの実証研究に取り組む。課題1は、ケアマネージャーと介護サービス事業者との垂直統合が、介護費用と介護のアウトカムに及ぼす影響を分析する。特に、同一事業者が補完的なサービスを垂直統合することで、サービスの選択や、健康のアウトカムに及ぼす影響を分析する。課題2は、2006年に導入された介護予防サービスが、高齢者の要介護度や虚弱(frailty)の進行を遅らせ、将来の介護費用を削減するか分析する。課題3は、介護人材不足を受けて近年大量に導入された介護ロボットが、介護の生産性に及ぼす影響を、独自サーベイ等を用いてデータ収集し、分析する。