Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では,パネル調査やタイムユース調査などの個票データを用いて,労働時間,睡眠時間,働き方,休み方といった時間配分と健康資本の形成や世帯内生産活動との関係を計量経済学的に明らかにする.そして,得られた結果から高齢者の就業促進や勤労世代の長時間労働の是正,女性の活躍,ワークライフバランスの充実という政策方針に対して新たな知見を示すことで,厚生労働政策への提言に活かす.分析では,パネル分析や操作変数法,自然実験などの手法により,内生性や個人の異質性を考慮しながら因果関係を特定する.