Life Course Formation of Youth in Post Industrialized Society and the Effects of the Great East Japan Earthquake
Project/Area Number |
23K20682
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Project/Area Number (Other) |
21H00831 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09020:Sociology of education-related
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
堀 健志 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (10361601)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
妹尾 渉 国立教育政策研究所, 教育政策・評価研究部, 総括研究官 (00406589)
日下田 岳史 大正大学, 人間学部, 専任講師 (30734454)
清水 睦美 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (70349827)
松田 洋介 大東文化大学, 文学部, 教授 (80433233)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,420,000 (Direct Cost: ¥13,400,000、Indirect Cost: ¥4,020,000)
Fiscal Year 2025: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2021: ¥7,280,000 (Direct Cost: ¥5,600,000、Indirect Cost: ¥1,680,000)
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Keywords | 東日本大震災 / 進路選択 / ライフコース形成 / ポスト工業化社会 / 地方から都市への人口流出 / 学校から職業への移行 / ライフコース分岐 / 進路形成 / ライフコース / 地方からの人口流出 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、①学校基本調査の個票データ、②質問紙パネル調査で得られる量的データ、③被災地出身の若者たちを追跡するインタビュー調査で得られる質的データの分析を行い、これらの知見を重ね合わせることで、被災地出身の若者たちの学校から職業への移行過程の特徴を重層的に明らかにし、東日本大震災が現代日本社会に及ぼすインパクトについて、とりわけ地方圏からの人口流出に注目して検討することを試みるものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
急速に人口減少が進む東日本大震災の被災地で育った若者たちは、どのようなライフコースをどのように形成していくか。本研究は、とりわけ地方圏から都市圏への人口流出に関心を寄せつつ、被災地の若者たちの学校から職業への移行過程がどのように構造化され、また、その移行過程が若者たちによってどのように生きられているかを明らかにするものである。本年度の研究成果は以下のとおりである。①前年度に教育社会学会で発表した学校基本調査の個票データの二次分析に対して、さらに追加的な分析を行った上で、論文として執筆し公刊した(大東文化大学紀要)。②初年度に実施した質問紙調査によって得られたデータの分析をさらに進め、高校生の教育アスピレーションと、それに影響を及ぼすと考えられる学歴便益認知について検討した。その成果は、日本教育社会学会と震災問題研究交流会で発表された。その一部は論文として交換されている(大正大学紀要)。③前年度に追加的に実施した質問紙調査によって得られたデータの整備を行った。その分析は、次年度以降に行われる予定である。④インタビュー調査によって得られたデータの分析を進め、出身地=故郷に対する思いと地域移動・ライフコース展望との関連を検討した。その成果は、次年度に学会等で発表される予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は、学校基本調査の二次分析、高校生とその保護者を対象とした質問紙パネル調査、被災地出身の若者を追跡するインタビュー調査の三本の柱から成り立っている。このうち、学校基本調査の二次分析と、高校生とその保護者を対象とした質問紙パネル調査については計画通りに進めることができ、口頭発表や論文の形式で順調に公表している。他方で、被災地出身の若者を対象としたインタビュー調査のほうは、上記二つに注力していることもあり、当初の予定に照らせば遅れているところはあるが、全体としてみれば、おおむね順調に進展していると評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
すでに学会等で報告した研究成果を論文のかたちで公表する予定である。質問紙パネル調査については、同一対象者が中学生だった時点で収集した調査データとあわせて分析すること、および対象地域を拡大して行った追加的調査によって得られた調査データとあわせて分析する作業を継続する。さらに、インタビュー調査の対象者を増やし、被災地の若者のライフコース選択を把握する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)