Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
2008年の世界的な財政危機(リーマンショック)を契機に、世界中で「教育の輸出」が始まっているが、その実態や全容は解明されていない。本研究では、比較教育学の蓄積を背景に、経済取引による政策移転の実態を解明することを目的とする。5年間の研究期間で①世界的な市場規模を推計し、②国際的な資本移動の動向を分析することで、「教育の輸出」現象の全体像を把握し、③構造的な問題を明らかにする。これにより、経済取引による教育政策の移転を的確に説明する理論を立てる。