Project/Area Number |
23K20712
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Project/Area Number (Other) |
21H00875 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
河野 禎之 筑波大学, 人間系, 助教 (70624667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
McKay Euan (MCKAY EUAN) 神戸大学, 戦略企画室, 特命准教授 (50747540)
佐藤 洋輔 立命館大学, 人間科学研究科, 准教授 (50836864)
土井 裕人 筑波大学, 人文社会系, 助教 (80568402)
吉本 圭佑 龍谷大学, 政策学部, 准教授 (90724477)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
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Keywords | LGBTQ+ / 性的マイノリティ / 学生支援 / 高等教育機関 / 大学 / LGBTQ / 高等教育 / セクシュアル・マイノリティ |
Outline of Research at the Start |
LGBTQと呼ばれる性的マイノリティの人々の存在が注目を集め、大学等の高等教育機関でもこれらの学生が一定数存在することが認識されています。これらの学生が抱える困難に対して対応が求められていますが、ほとんどの大学にはノウハウがありません。これら多様な学生のニーズに対して公正な教育の機会を保証していくことは重要な課題です。そのため、本研究はLGBTQ学生の支援に関して、①大学等の高等教育機関に求められる施策や環境の目安となる指標を開発すること、②その指標に基づいて支援モデルを構築し、有用性を評価することを目的とします。そして、これらを「当事者参画」により実現することを目指しています。
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Outline of Annual Research Achievements |
今後一層の顕在化が予想されるLGBTQ学生の支援に関して、(1)大学等の高等教育機関における指標を開発し、(2)指標に基づく支援モデルの構築と有用性を評価するため、2022年度は以下の研究を実施した。第一に、2021年度分で開発した大学等の高等教育機関における指標の試作版をもとに、対象となる専門家の数を増やし、デルファイ法を参考にした手続きにて全国調査に向けた項目精選に向けた調査を実施した。対象者は全国の大学等の高等教育機関にてLGBTQ学生支援の経験を有する21名の大学教職員に質問紙調査を行い、各項目について当事者学生にとっての有益さと項目の実現に向けたコスト(工数)について評価を求めた。回答の結果を集計・分析し、最終的に50項目程度の重要項目とその他の参考項目として大別することを予定している。くわえて、重要項目についてはさらに項目の妥当性に関する2回目の調査を実施し、20-30程度の項目に精選することを計画している。第二に、高等教育機関の教職員及びその前段階としての高校教師(合計400名)におけるLGBTQに関して有する知識やイメージを測定する尺度開発に向けた調査研究を実施した。現在、それぞれの尺度に関して信頼性及び妥当性の分析を行うとともに、一般成人を対象とした結果との比較を通じて大学教職員や高校教師におけるLGBTQに対する認識の現状を分析し、その結果を学術雑誌にて発表を予定している。そのほか、継続して大学等の高等教育機関でLGBTQ学生支援に携わる教職員の有志によるネットワークを運営し、情報交換の場を設定する等、引き続き研究活動の基盤の構築に尽力した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19による延期で実施できなかった研究活動について、オンラインの活用や活動制限の緩和により順調に実施できた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き感染予防を前提としたオンライン等を活用しながら調査計画に基づき調査を実施する。調査終了後は速やかに分析を進め、学術雑誌や関係学会等での成果報告を予定している。
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