Project/Area Number |
23K20713
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Project/Area Number (Other) |
21H00876 (2021-2023)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2024) Single-year Grants (2021-2023) |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
両角 亜希子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (50376589)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
王 帥 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (40743422)
松村 智史 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 准教授 (10868128)
川嶋 太津夫 大阪大学, スチューデント・ライフサイクルサポートセンター, 特任教授(常勤) (20177679)
吉村 宗隆 羽衣国際大学, 現代社会学部, 教授 (80258813)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | 学長 / 大学経営 / リーダーシップ / アンケート調査 / アクションリサーチ / 学長リーダーシップ / 研修 / 質問紙調査 / インタビュー調査 / 国際比較 / ガバナンス / 経営協議会 / 学長選考監察会議 / 理事会 |
Outline of Research at the Start |
学長のリーダーシップについて様々な観点から研究を行ってきたが、最終年度でその取りまとめを行う。学長たちがどのように選出され、どのように育っていくのか。学長を中心とした大学改革がよい形で行われるための条件は何かについて、これまで行ってきた学長6名を対象に行ってきたパネルインタビュー調査、2018年以来、毎年実施してきた学長研修、学長、私大理事長、大学教員を対象とした2023年度末に実施したアンケート調査のデータ等を分析し、その成果を取りまとめる予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度については、以下の研究を行った。第一は、学長の育成・成長プロセス、キャリアパス、必要な能力・知識、望ましい執行部・補佐体制などを明らかにするための学長パネルインタビュー調査である。現時点では学長5名に対して、半年に1回、2時間ほどのインタビュー調査を行い、その情報を整理・分析すると同時に、大学のウェブサイトや学長の発言などの情報を収集し、分析を行っている。第二は、学長研修の可能性についての検討で、令和4年12月末に対面で大学の学長セミナーを実施するとともに、今後の研修の発展可能性についての検討を行った。学長セミナーでの学長たちの語りから、学長が何に悩み、どのように乗り越えているのか、学長同士のネットワークがどう役に立っているのかなどを分析している。第三は、これまで整理してきた国立大学の経営協議会委員や理事などのデータベースをもとに、国立大学経営におけるダイバーシティ経営という観点から論文をまとめ、2024年3月に刊行された。第四は、学長リーダーシップに関する「全国大学教員調査」を実施した。前年度の予算で実施した「全国大学学長調査」や、2013年に実施した「全国大学教員調査」と比較可能な形でアンケートを実施した。調査対象者2000名に対して、590名から回答を寄せてもらった(回収率30%)。現在はこの分析を行っている。第五は、当初の研究計画になかった点であるが、学長リーダーシップについて韓国と台湾の研究者と共同研究を開始した。各研究者が行ってきたインタビュー調査の知見を持ち寄り、議論をしたうえで、「全国大学学長調査」を3か国で同じ項目で作成し実施した。この成果の一部を2024年6月の国際学会で共同発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に従って、概ね計画通りに進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度が最終年度であるため、これまでの研究成果の総仕上げを行う予定である。学長パネルインタビュー調査と3つの質問紙調査を行い、2018年から実施してきた学長研修の整理を行うとともに、いかに良い形で学長が大学改革をリードしていけるのか、これまでの研究からわかった知見を書籍として刊行する予定である。
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