Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では、これまで主に学習・教育の文脈で研究されてきた動機づけ概念が、精神的健康の促進要因としても重要な役割を果たすというモデルを提唱し、①動機づけの状態が、多様な行動問題(不登校、いじめ、自傷行為、非行など)の抑制にどのような貢献を果たすのか、また、②個体発生の過程において、動機づけやその背後にある心理特性がどのように形成されるのかを解明する。乳幼児から中学生までの約1万名を対象に5年間の系列的縦断研究を実施し、発達精神病理学モデルの再構築につながる基盤的エビデンスの提供を目指す。